今週は、ひふみプロコーチ養成講座
2022年前期コースの第7回目「公開コーチング」。

 

講師は先週に引き続き、ひふみコーチ代表の秋田稲美さんです。

 

ネガティブをテーマにすることもある

通常のコーチングでは、クライアントさんが自由にテーマを決めますが、今回は「ネガティブな感情の取り扱いに困っている」という受講生さんに、クライアント役を立候補していただきました。

 

コーチングというと「何か月後までに○○をしたい(~~でありたい)という理想があって、それを叶えるためには何をしたらいいか?」と、想像するとワクワクするような夢や目標達成に向けて、コーチが伴走するイメージが強いかもしれませんが、今回のようにネガティブなできごとをテーマにすることもあるのです。

 

 

NVCコーチング

今回の公開コーチングで行われたのは「NVC(非暴力コミュニケーション)」を取り入れたコーチング。「NVC」には「人には“ニーズを満たしたい”という気持ちがある」という考え方があります。

 

NVCコーチングでは、

・まず起きたできごとを話し(Observation 観察)

・そのときの自分の感情を思い出し(Feeling 感情・気持ち)

・そこにどんなニーズがあったのかを見つめ(Need ニーズ)

・そのニーズを満たすために他人に何かを求めるのではなく「どうしたら、自分で自分のニーズを満たせるか」、できる行動を考えていきます。(Request   リクエスト)

 

 

自分の感情と向き合う大切さ

さて、今回の開催レポは「公開コーチング」の回ではありますが、あくまでも講義の中で公開されることを前提に、受講生さん(クライアント)からお話いただきました。

よって、詳しい内容をここには書けないので、NVCコーチングにまつわる私の体験を少し書かせていただきます。

 

コーチングを受け始めたころの私は、自分の要望や感情を言語化するのがとても苦手で。

日常生活では自分の気持ちをじっくり見つめることなどしなくても、目の前の仕事や子育てに追われて時間が過ぎていくので、特に困ることはありません。

でも自分の気持ちを“自分で”理解していないと、何かが起こったときに、“自分で”対処できなくなっていくのです。

 

コーチから「そのときどんな気持ちだったの?」と聞かれても、そのときの「感情」ではなく「状況」を説明してしまうことが多くありました。

私の答えを聞いたコーチがまた「うんうん、それでどんな気持ちがした?悲しかったとか、寂しかったとか」と問いかけてくれるのですが、いまいちピンとこない。「わたし本当はどう思っているんだろう」なんて考え始めたら、頭がグルグルして言葉にならないことに気が付きました。

 

コーチングセッションを繰り返し受け、日々セルフコーチングをしながらノートに書くなどで、「自分の気持ち」を見つめる習慣をつける。そうしていくうちに「私はどう感じたのか」を表現できるようになり、「自分のニーズは何か」ということも、はっきり言語化できるようになってきました。

このステップがあって、「自分をご機嫌にするために、私は何ができるのか?」を考えることができるのです。

 

もし自分の感情やニーズが思い浮かばないときは、こちらのリストから考えてみても良いかもしれません。

http://nvc-japan.net/material/feelings_needs_list/

(NVC Japan 資料集「感情とニーズ」)

 

 

受講生の感想はこちら

*****

お話される内容が私自身にも当てはまる部分があっただけに、刺さる気付きをたくさんいただけましたし、コーチを目指していく上では、クライアントとの「課題の分離」を意識し、クライアントを信じ切ることの大切さを感じました。

「自分のことを一番に考えてくれるのは自分」、「自分のニーズを満たすのに全力を尽くせるのは自分」、「自分を大切にできてこそ相手のニーズを満たすことに寛容になれる。」NVCの実践を試みている中でようやく腑に落ちてきたところなので、稲美さんのお話に泣きそうになりました。真のニーズに辿り着けるNVCコーチング、日常にもっともっと取り入れていきたいです。深い学びの時間をありがとうございました。

*****

 

*****

NVCコーチングでネガティブな感情を取り扱う場合はクライアントのニーズを満たすセッションをする。

「本当にほしかったものはなんですか?」という質問でニーズがわかるとクライアントが本当に求めてる大切なものがみえて更にクライアント自身が気づいてポジティブになっていく様子がよく感じられました。

ネガティブなフィーリングは自分の中のニーズが満たされないから起こるということはセルフコーチングでもいかせそうだと感じました。

*****

 

 

ひふみプロコーチ養成講座とは

ひふみプロコーチ養成講座では、カリキュラム16回は録画講座です。
それぞれのライフスタイルに合わせて都合の良い時間に学ぶことができます。

さらに動画の説明や、参加者同士で対話ができる全16回の講座を週1回受講します。

ひふみプロコーチ養成講座2022年前期コースはすでにスタートしましたが、いつでも入校可能です。
毎回講座を録画していて動画受講ができるようになっています。
(リアルタイムで参加した方も動画で復習ができます。)

 

ご興味のある方は無料個別相談会にお越しください。
代表の秋田稲美さんと直接お話しできますよ♪