こんにちは。

プロコーチ養成講座受講生のAtsukoです。

第10回のテーマは「公開コーチング」。


普段はクローズドでおこなうコーチングですが、

養成講座に4回ある公開コーチングでは、

文字通り「公開」でコーチングをおこないます。

 


具体的には受講生の中からクライアントを募り、

他受講生はオブザーバーとして

Zoom画面をオフにしてコーチングを観察します。

 

担当はメイン講師の秋田稲美さん。


今回は、「夢を描く」がテーマなので、

「夢を描きたい人。夢を描くのをコーチしてほしい人」

をクライアントとして募りました。

 

そして、公開コーチング後は

小グループで話し合う時間もありました。

 

オブザーバーとして参加した私も

コーチングに引き込まれて、

あっという間に90分が過ぎました。

 

今回も内容を3点に分けて、振り返ります。

 

 

1.  夢の描き方

とても面白いと思ったのは、

夢の描き方もいろいろあるということでした。

 

クライアントの話す夢は様々でしたが、

その核心への近づき方は、

 

頭ではなく心へ問いかける

過去をじっくり聴きながら未来に向かう

画像検索をしながらイメージ化

・・・など、

 

いろいろな方法があり、

コーチングを見ていた私もその世界に引き込まれました。

 

 

「20年間、夢を描く活動をしている」と話していた秋田さん。

 

クライアントの思考のクセ、得意とすることや傾向などを、

コーチは瞬時に判断して、

クライアントに応じて、

その場その場で展開させていくという印象を受けました。

 

コーチとクライアントが同じビジョンを見られるように、

より具体的に、深く問いかけていく。

自分のコーチングにも取り入れたい点です。

 

2. 心で描く

「頭ではなく心で描く夢」というフレーズも、

私の学びとなりました。

 

公開コーチング中、目を閉じて、ゆっくり森を歩こうと

秋田さんは提案しました。

 

目を閉じ、

ゆっくりとその世界をコーチとクライアントは歩いている・・・。

その様子が、コーチングを見ていて感じられました。

 

どこで感じる? 誰が? ・・・など、

ゆったりとした口調で秋田さんは問いかけていました。

 

それに反応し、

感覚的で、心の底から紡ぎ出されるクライアントの心の声。

 

はじめとは、はっきりと違うことがわかる夢が

浮かび上がってきたのがとても印象的でした。

 

 

私が100回コーチングでコーチをしたときに、

クライアントは語っているものの、

どこか上滑りで、何かうまくつかめず、

終了後のクライアントからのフィードバックでも、

「もっと内面に近づけて欲しかった」と指摘されたことがありました。

 

この公開コーチングを見て、

そして「心の夢と頭の夢は違う」という解説を秋田さんからきいて、

なるほどと自分のコーチングに不足していた点に気づきました。

 

コーチングでは、

深く釣り糸を垂らすように、掘り下げていくといいますが、

公開コーチングでは、その様子をありありと感じられました。

 

コーチの声の調子や、伴走の仕方。

心の夢が描けるよう、

録画で、あらためて振り返ってみます。

 


3 寄り添うコーチ

もう一つ、コーチング中に様々な方法で

秋田さんがクライアントに寄り添っていたのが

学びとなりました。

 

クライアントの例え話に出てくるものを使って膨らませたり

クライアントの使った方言(口調)を活かしてみたり

 

不安な発言をクライアントがしたときに「できます!」と言い切ることや

「夢」を「可能性があるということ」と信じ切って話を進める

・・・など。

 

第9回の概論で、

夢を描くときに同時に成功への恐れが出てくると学びましたが、

特に大人になると、

夢を描こうとしても何らかのブロックが働くことがあります。

 

そんな、クライアントの様子をつかみ、

すかさずクライアントがビジョンを描きやすいように、

少しでも心強く感じられるように、

秋田さんが支えていることを感じられました。

 

20年間、夢を描く現場で活躍している秋田さんだからこその

言葉の重みがあります。

 

また、共に同じビジョンを見ようとしているので、

心の共感、共鳴が生じて、

クライアントやコーチが涙をするときもありました。

 

繋がるコーチングはとても温かく感じました。


オンラインのZoom画面越しであっても、

こんな風に繋がりあえるのだと、

その場を体感し、

コーチの寄り添う姿勢を学びました。

 


<参加者の声(抜粋)>
〇クライアントが頭で考えすぎないように、

 スピードを落とす・森の中を歩くなどの誘導をすることで

 「心で考えられる状態」にしていくというのがすごいなと思いました。

 五感も伴うような臨場感をもって夢を描くために

 私がコーチとしてできることを見つけて実践していきます。

 

〇「可能性は無限大」この言葉には、本当に勇気づけられます。

 自分で、自分に対して言えなくなることが、

 日常では多々あるのですが、コーチに言ってもらえることによって、

 背中を押してもらえ、一歩前進できる気がしてきました。

 また、クライアントである自分以上に、

 クライアントのVisionをイメージしているコーチの姿が印象的でした。

 Visionをカラーで描き、そのイメージに臨場感を持つことによって、

 ワクワクが広がりました。

 Visionを持って、夢を叶えていきます。

 

〇今回稲美さんが「観ている人も一緒にコーチングされてみて下さい。」

 と仰っていたので私も稲美さんのクライアントさんの声かけに沿って、

 一緒に自分の夢を描きました。

 「私には無限の可能性がある」と聴いてスイッチが入り、

 制限なく夢くことができました。

 コーチがクライアントの可能性をクライアント以上に信じる

 ことの大切さを改めて感じました。

 

〇今週も公開コーチング、6名の方のケースを拝見できて

 コーチングとしての見方・クライアントとしての立場を

 勉強させていただきました。

 クライアントの思考を頭で考えているときの

 ストップする勇気(心の声を聴く)、

 ネガティブにいっているときの関わり方(それ、に置き換える)、

 その場で即興画像を共有(Miraimap)、

 夢へのパッションの引き出し。。。

 夢を描くことへのお手伝いにも感動です。

 また生の意見の大切さ。

 真摯に向き合い、丁寧に行うコーチングにとても感動です。

 頭ではなく、心なんですね。

 

〇クライアントと一緒に夢を描いて応援する、

 というコーチとしての在り方を拝見でき、

 感動しました。

 夢は頭で考えるものではなく、心で描くものなのですね。

 夢をありありと描けた途端にクライアント役の方の

 お顔が輝いたのが印象的でした。

 クライアントの心からの夢を引き出せるよう、

 心で聴けるコーチになりたいと思いました。

 

 


最後に。

私は半年前に、

はじめてこの第10回の養成講座を受けたとき、

公開コーチングのクライアントをしました。

 

今回、参加しながら、当時のことも思い出しました。

 

当時は、まだ100回コーチングをはじめていない状態で、

よく分かっていませんでしたが、

振り返ると、自分の範囲を突き抜けた夢を思い切り描くのに、

コーチが伴走してくれるというのは最高に素敵な経験でした。

 


夢の話をすると、

一人で盛り上がってとても暑苦しくなってしまうので、

今日はこのくらいにします。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございますsmiley