こんにちは。

 

プロコーチ養成講座受講生のAtsukoです。

 

第15回のテーマは「公開コーチング」。

 

普段はクローズドでおこなうコーチングですが、

養成講座に4回ある公開コーチングでは、

文字通り「公開」でコーチングをおこないます。

 

具体的には、

受講生の中からクライアントを募り、

他受講生はオブザーバーとして

Zoom画面をオフにしてコーチングを観察します。

 

担当はメイン講師の秋田稲美さん。

 

今回は「夢を叶える」がテーマなので、

夢や課題が明確に形としてある方をクライアントとして募り、

夢を叶える行動に焦点を当てたコーチングが行われました。

 

そして公開コーチング後は、

小グループで話し合う時間もありました。

 

講座を受けて感じたことを3点で振り返ります。


1.応援する姿勢や言葉かけ

今回は特に

ひふみコーチング(①現状、②夢、③行動)のうち、

「③行動」に重点的にアプローチしていました。

そのため、

「②夢」についてコーチとクライアントで共有するように

ありありと臨場感を持って描き、

 

更に、

その先の「③行動」について

じっくりと時間をとって取り組んでいました。

 

クライアントの夢が叶うと信じて、

さまざまな言葉で「できる」、「実現する」というメッセージを伝え、

相づちなどを含め秋田さんから全身で

『応援している!』ということが伝わってきました。

 

また、夢が叶う前提で、

その時の状況や、

更にもっと先にある未来まで、

秋田さんはその世界を描き、

 

時に強くクライアントにその世界の状況を伝え、

クライアントにも「できる」、「実現する」ということを

よりリアルに味あわせているように感じられました。

 

夢を信じるコーチの姿勢を学びました。

 

そして、コーチに伴走されながら

一緒に夢を叶えていくことがありありと感じられて、

コーチングの力強さを感じました。

 

応援の力を感じ、

胸のあたりが温かくなりました。

 


2.具体化させる

夢を叶えるための「③行動」がメインの回であるため、

「いつから」や「〇月までに」という

具体的なスタート時期や期限を区切って

コーチが行動について質問していたことが印象的でした。

 

また、公開コーチング後の解説の中で秋田さんは、

 

30分という短い時間でのコーチングなので、

はじめの雑談のように見える会話もコーチは傾聴をして

クライアントの信念・価値観を感じ取ること、

 

セッションを終えたらすぐに動けるように

行動を7つくらい挙げられるように時間を割くこと

 

という点について話していました。

 

第14回のコラムにも書きましたが、

私は最近、100回コーチングで、

「③行動」へのアプローチが課題であると感じていました。

 

今回の講座を経て、

 

セッション開始の瞬間から時間を大切に傾聴していく

 

すぐに行動できるように具体的な時期や期限を

クライアントと共有しながら③行動を定めていく

 

という点を自身のセッションで取り入れようと改めて感じました。


3.行動を「7個」挙げる

公開コーチングの中で、

行動のアイデアを「7個」挙げるよう秋田さんが促し、

7個と聞いてクライアントが戸惑いながらも

ひとつずつ挙げていく場面がありました。

 

途中、クライアントが沈黙したり、

上を見上げながら考えている顔をしたりするときも、

秋田さんはアイデアを出すことを支えていました。

 

また、状況に応じて、

コーチからアイデアを付け加えるときもありました。

 

そして、出したアイデアごとの

具体的な行動をひとつずつ決めていったことも

印象的でした。

 

自分に深く潜らないと7個アイデアは出てこないため、

7個という

クライアントから多めに感じられそうな数を挙げていく

ことに意味があると秋田さんは言っていました。

 

7個アイデアを出し、

そして一つずつ深めていく過程を観察しましたが、

秋田さんからは、クライアントの可能性を信じ、

温かくそして落ち着いて構えるコーチの姿が感じられました。

 

それとともに、

自身のコーチングを振り返ると、

セッションの最後のほうは残り時間が気になり、

意識がクライアントから他へと向かいがちだったことに

気づかされました。

 

粘り強く最後まで聴いていく姿勢を

改めて大切にしたいと思いました。

 

 

<参加者の声(抜粋)>

〇正に「夢を叶える」コーチング!

 稲美さんがクライアントさんと共にクリアな夢を描いていき、

 その夢を心から応援されていることが伝わってきて、

 私までワクワクしました。

 特に、〇〇さんのコーチングは、良い学びになりました。

 ベン図の真ん中を狙っていけばいいんだ!

 と目の前が明るくなりました。IKIGAI MAPと同じですね!

 大切にしたいものが複数あって身動きが取れなくなっている

 クライアントさんに出会った時に提案していけるな、と思いました。

 「成功している人が幸せなのではなく、幸せな人が成功する」

 この言葉も響きました。

 

〇ひとりひとりに対して丁寧にコーチングされていて、

 夢を取り巻く環境を的確に引き出すコーチングの視点に感服です。

 「ここ今一つ深堀を」というところの落とし方が私にはできなく、

 瞬時に自然に掘るいねみさんの技能をもっと真似たいと思いました。

 今回初めてクライアント役をさせていただきました。

 自然な流れで、リラックスした空間を作ってくれたおかげで

 素の自分が出ていました。

 他人思考になっていたことを指摘してくれたことで、

 自分がどこに向いているのか、自分を整えることの大切さを知りました。

 クライアントを体験する大切さ。これも大変身に沁みました。

 

〇クライアントの最初の夢についての短い語りから、

 キーとなるワードをピックアップする所が、凄いと思いました。

 聞いていて、お二人とも、夢の話をされている中で

 どこか不安や後ろ向きな感じを感じてはいましたが、

 それを私は明確化できず、それらの言葉に

 ご本人の囚われてる気持ちが隠されているんだと、目から鱗でした。

 改めて、コーチングは未来志向、

 コーチはそこをぶらしてはいけない、と思いました。

 「言葉」というものの力の大きさを改めて実感し、

 クライアントが語る意味、またそれを引き出すコーチの言葉かけの

 大切さを改めて感じました。とにかく経験積むこと!ですね。

 

〇今日のコーチングのテーマは夢の実現に向けた行動へのサポート

 でしたが、「何からはじめよう」という言葉が印象に残りました。

 「何から始めよう、具体的な行動を7つ」とコーチに言われると

 クライアントは一生懸命夢の実現に向けてまず何をするか探すと思います。

 セルフコーチングをするとき、「何から始めよう」など

 稲美さんがクライアント役の方に言われたことを

 自分に問いかけたいと思いました。

 その他、コーチングで話した内容を図に示したり、

 チャットに書き込むのは相互の理解の確認になり効果的だと思いました。

 

〇はじめてライブに参加させていただきました。

 3名のクライアント役の方それぞれの夢が形になっていく

 セッションを目の前にして、身体がぽかぽか温かくなりました。

 最初は叶うかどうかわからないぼんやりした夢が

 最後には具体的な日付入りの行動計画に変わり、

 それはもう夢ではなく実行に移す予定になっている。

 早く自分もこの技を身につけたい!と思いました。

 

最後に。

今回、改めて、コーチの姿勢を学びました。

 

自分ひとりでは到達しづらい目標があるとき、

どうしたらよいかと進め方に迷っているときに、

伴走して夢を叶えるというコーチの職業をみた気がしました。

 

いよいよ次回が養成講座最終回となる第16回です。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございますsmiley