こんにちは。
プロコーチ養成講座受講生のAtsukoです。
第5回は、「 『 1 コーチングの基本 』 を深める」 というタイトル。
講師は、「対話会ファシリテーター」の岡崎香織さんです。
タイトルのとおり、
セルフコーチングと対話会で
「コーチングの基本」を深めていきました。
1. 対話会とは
これまでも対話会形式で学んだ経験はありましたが、
対話の意味についてあまり深く意識していませんでした。
岡崎さんから、対話会をはじめる前に説明がありました。
~岡崎さんからの説明(抜粋)~
対話会の目的は、問いに対して自分が話したり、仲間の話を聞いたりして、
「考えを深める」こと。
答えを持ち帰るのではなく、
「問いを持ち帰る」こと。
対話会の説明の中で、私が特におもしろいと思ったのは、
「問いを持ち帰る」という表現でした。
岡崎さんの話にもありましたが、
私たちは日常生活で、わからなければインターネットで調べたり、人に聞いたりして
「答え」をすぐに得ることに慣れています。
反対に、今日は「問い」を持ち帰えるという普段と異なる経験をすることで、
そのあと思考をぐるぐるめぐらせて、考えを深める経験ができるということでした。
講座では、
「問い」が岡崎さんから出され、
その問いについてグループで対話することが何度か繰り返されました。
普段のグループでの話し合いとは、やはり思考のパターンが異なるのか、
それぞれ思考のための沈黙があったり、目線が上にいっていたり、つぶやきがあったり、
もやもやとはっきりと形にならない考えや思いを伝え合う時間でした。
「うーん」と考えながらも、
いろいろな意見があること、
それを聞いて発見があること、
自分はどうだろうか考えること
を経験しました。
皆それぞれ、共感しあうところもあれば、違うことを思うこともある。
「それもアリだよね」と、互いの話について思える経験が、
対話会では貴重であると感じました。
これまで1ヶ月、コーチングを学び、接してきた仲間なので、
対話会でさまざまなコメントについてOKを出しあう良い循環がうまれるのかしら、
と思いました。
<参加者の声(抜粋)>
○受講するのは二度目ですが、他人は他人、自分は自分…
みんな色々な強みがあっていいじゃないか!
って気持ちにさせられました。
○今日の対話の目的は「問いを持ち帰ること」というのが印象に残りました。
誰かの正しい答えではなく、自分の中にある答えに近づくための問いって
改めて大切だなと思います。
色々な人との対話で、相違点と共通点を感じるのも大切な学びでした!
2. セルフコーチングの時間を持つこと
第5回のもう一つ目の柱は、セルフコーチングです。
対話会に入る前に、ひふみコーチングをつかって、
①講座で学んだことを振り返り、
②認定を受けた一年後を描くという、
セルフコーチングに各自で取り組む時間がありました。
ひとつの項目について数分でしたが、私はセルフコーチングをやってみて、
仕事やプロコーチとしての活動だけでなく、家庭や家族の姿もイメージできて、
ワクワクと心が温まる感じがしました。
そして、講座内で行っている活動でありながら、
静かに自身と向き合い、思いついたことを書き留めるという静かな時間があることは、
対話会に向けての心を整えるために大切な時間だったと感じました。
セルフコーチング後に、グループで気づきをシェアをした際に、
「セルフコーチングもよいけれど、コーチがいて問いを出してくれたらもっと深まるかも」、
と話してくれた受講生がいました。
コーチに伴走される良さがあることにも気づきました。
そして岡崎さんからは、
岡崎さん担当の対話会では今後も同じようにセルフコーチングを行うこと、
セルフコーチングを繰り返すことでどんな変化があるか注目してほしいという話がありました。
セルフコーチングを繰り返すことも、コーチに伴走されるコーチングも、
どちらも両輪のように大切と思いました。
講座の最後に、
ひふみコーチングの③として、8月に何をするのか、
セルフコーチングしました。
そして、③の活動宣言を、Zoomのチャット欄に各自一つずつ書き込みました。
皆さんの活動宣言が具体的で、
それぞれの思う1年後に向けて①から②への坂道を進んでいっていることが感じられ、
私も自分の歩みを進めようと、励みになりました。
<参加者の声(抜粋)>
○セルフコーチングの②の部分、夢を思い描くことで、
自分の心のブロックになっていることにも気づけました。
○セルフコーチングで、現状と将来像を改めて内省する時間が取れて良かったです。
ありたい将来像とのギャップが大きいことが再認識でき、
行動しないと! という気持ちが大きくなりました。
3. コーチの選び方・選ばれ方
対話会の問いの一つに、「コーチをどのように選ぶか」というものがありました。
私のグループでは、
年齢、
性別、
自分と似ているか、
…などで選ぶという話が出ました。
全体でのシェアでは他に、
話すペース、
心地よさ、
自分にはない引き出しがあるか、
可能性を広げてくれるか、
…などが出されました。
岡崎さんからは、
「似ている」人にコーチングを頼みたい人もいれば、
あえて自分と同じ経験をしたことがないコーチを選ぶ場合もあること、
コーチも一人ひとり強みがあることについて話がありました。
選び方も人それぞれと感じていたところで、
岡崎さんからは更に、
「皆さんもこんな基準で選ばれる可能性が、これから出てくる」、という話がありました。
私はハッとしました。
確かに、自分がプロコーチとして活動していくには、
クライアントから選ばれることを経てのことなので、
選ばれる側の視点を持っておくためにも、この問いは大切と思いました。
そして、「自分は自分のコーチングを受けたいか?」という問いも、岡崎さんの話の中にありました。
コーチをする側(選ばれる側)の視点も持ちつつ自分を表現していくこと、
自分自身も受けたくなるようなコーチングを提供できるよう自分のあり方を整えること、
そんなことを養成講座と並行してやっていきたいと思いました。
<参加者の声(抜粋)>
〇自分の内側が思っていることはなんだろうというのを大切にして、
問いについてじっくりと考えていくことができました。
自分が感じること、思うことも事実であり、他の人が感じること、思うことも
事実であると考えると、柔軟な視点から意見を捉えることができた気がします。
また、自分がもっている強みや良さを知っていることはこれから生きていくうえで大切であり、
コーチとしても必要であると再認識できました。
〇人によって選ぶコーチの基準は、人それぞれ。
自分らしくコーチングをしていこうと思います。
クライアントさんになぜ選んでくれたのかを聞いてみると自分が見えくるというのが気づきでした。
最後に。
第5回の対話会では、大きく3つの問いがありました。
その中にはいくつもの小さな問いや気づきがあり、
自分の場合はどうだろうかと立ち止まる機会が多くありました。
全16回の講座のうち、岡崎さん担当の4回は、セルフコーチングや対話会での学びとなります。
ひふみコーチングの③で出した行動に取り組む経験を経て、
次回、約一ヶ月後の対話会に臨みたいと思いました。
本日もお読みいただきありがとうございます