こんにちは。

プロコーチ養成講座受講生のAtsukoです。

 

第6回のテーマは

「 『2 コミュニケーションを磨く』 概論 」。

担当はメイン講師の秋田稲美さん。

 

秋田さんから動画副教材に沿ってお話があり、

途中何回かグループに分かれて意見交換をしていきました。

 

コミュニケーションの語源といった

基礎部分からはじまり、

コミュニケーションスキルの核となる3点を

深めていきました。

 

その3点は、

傾聴、質問、明確さ。

 

今回は、その3点に触れつつ、講座を振り返ります。

 

1. 傾聴は耳と目と○○○


ひとつめの、傾聴についてです。

 

私は以前、他の講座で傾聴について学んだ経験があります。

傾聴は、話を聴く仕事の中では核であり、

大切なことであると認識しています。

 

秋田さんからは、聴くについて、

「耳」と「目」と「心」で聴く

思い込みの色メガネを外す

などの心に響くお話がありました。

 

単純に耳に入る音の問題ではなく、

体・心、

すべてを使った意識的な活動であると感じます。

 

傾聴に関して、

今回、特に、私が大切にしたいと感じたフレーズは、

「クライアントの語りを全力でサポートするための傾聴」

です。

 

クライアント自身が語ることで、クライアント自身で気づき、行動が変わる。

そのためのサポートとしてのコーチの聴く姿勢・態度・行動。

 

コーチの興味本位や情報収集のためではなく、

クライアントの語りの伴走としての傾聴。

 

コーチとクライアントの関係について改めて気づかされる言葉でした。


この項目のはじめに書いたように、

私は以前、他の学びで傾聴について実践練習をしたことがありました。


また、100回コーチングの中でプラスにフィードバックされることが多かったので、

傾聴できていると思っていた時期がありました。


しかし、第2回講師の伊藤さんが開催している「フィードバックの会」で、

私のやっていることと傾聴は違うという指摘を受け、

その後、傾聴とは何だろうか、何をしたら上手になるのだろうか・・・と

一時期、迷い、ぐるぐるしていました。

 

今回の講義で改めて傾聴について触れ、

「クライアントの語りを全力でサポートするための傾聴」

というフレーズにすごく惹かれたため、

「コーチとしてクライアントの語りのサポートを全力でおこなう」

という意識を持つことから、

何か違いがでてくるか、試みを続けてみようと思いました。

 

 

2.誰が質を問うのか

コミュニケーションの核のふたつめは「質問」。

 

質問に関して、

「質を問う」と書いて質問

よい質問かどうかはクライアントが判断

つぶやきは自分の人生を変え、ささやきは他人の人生を変える

という3つのフレーズが印象的でした。


思い返すと、私がクライアントとしてコーチングを受け始めた頃、

「あ、こんな質問されるんだ」と、普段の会話との違いに驚くことがありました。

 

また、100回コーチングのセッションのとき、

動画学習のHOMEWORK(例えば「人を動かす質問を意識してコーチングをする」)を

セッションで取り組もうとしたら、

焦りが生まれてクライアントの気持ちが見えなくなったことや、

セッション全体がぎこちなくなった経験をしました。

 

今回の講座後に改めて動画学習内容や自分のコーチングセッションを振り返り、

セッション経験が少ないうちに小手先のスキルに注目しすぎて、

ぎこちなくなったのかもしれない・・・と感じました。

 

前の項目の、

傾聴の学びと共通して、

クライアント本位な質問していくという

コーチのあり方が問われていると感じました。

 

傾聴や質問に関して、そのような気づきがありました。

 

 

         


<参加者の声(抜粋)>
○今日もたくさんの学びがありました。

 クライアントはオートクライン発動によって「気づき」が生まれるということ。

 人から言われたことではなく、自ら気づくことで、自らの行動を、自ら変えていく。

 いかにクライアントの「気づき」を引き出せるか、、、というところで、

 私個人としてはまずは傾聴にしっかり力を入れていきたいです。

 

〇どうしたらモモのような傾聴者になれるのか。

 自分の文脈で話を聞いたり、解決しようとしたり、

 相手を変えようと焦ったりしないで、つまり自分の感情を挟まずに

 丸ごと相手を受け止める覚悟を持つこと。

 そして相手の意識が内側に向いて行くような質問を

 相手の呼吸の中にそっと入れてくことができたら。

 相手が何を重要だと思っているかに関心を持って話を聞くようにしたい。

 

○コーチングセッションをすることで今「質問」の壁にぶつかっています。

 ビデオ学習からこの「コミュニケーションを磨く」は

 より注意をはらってみていましたが何回聴いてもためになる回です。

 積極的傾聴、人を動かす質問とNVC。日頃からの意識に気を付けて、

 クライアントへ響く質問をしていきたいです。

 

3. 非暴力コミュニケーションという手法

コミュニケーションの核、

最後は明確さです。

 

講座では、特にNVC(非暴力コミュニケーション)についてお話がありました。

 

※NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)とは、

 1970年代に、アメリカの臨床心理学者マーシャル・B・ローゼンバーグ博士

 によって体系化され、提唱された、自分の内と外に平和をつくるプロセス。

(NVC Japanのホームページより抜粋)

 

私はコーチングの学びで、初めてNVCを知りました。


動画副教材に加え、

秋田さんが中学生向けに作成した教材で学びました。

 

①自分の感情に名前をつけて話し合う

②感情を表現する

③心の奥にある大切なことに気づく

というステップがとてもわかりやすかったです。

 

そして、

「自分のネガティブな気持ちを大切にすることは、自分を大切にすること」

と、学校で話してくれる大人がいたら、

とても気持ちが楽になるだろうと思いました。

 

大人になった今でも、

他の人の気持ちや、やるべきことを優先させていると、

自分の気持ちがわからなくなってくることがあるので、

このNVCは、大人にも、子どもにも、

そして、さまざまな対人関係の問題のためにも、

とても可能性のあるコミュニケーションの手法であると思いました。

 

次回の講座は、このNVCを活用した公開コーチングなので、

どのようなコーチングになるのかとても楽しみです。

 

<参加者の声(抜粋)>
○『モモのように聴き5歳児のように聴く』という言葉が心に残りました。

 そのようなコーチになりたいです。

 NVCでは、自分が自分の感情や想いに直結していられることが、

 相手にも同じように接することができる思うので、

 『心のつぶやき』を大切にしていきたいと思います。

 

○NVC。書籍やYoutubeで学びましたが大好きな考え方です。

 これを全員が学べば世界平和が実現すると思います。

 みんな根幹に同じ部分を持っているからこそ、違いを認められるんだと思います。

 セッションではもちろん、家族や友人など身近なところで実践していきたいと思います!

 


最後に…。

「コミュニケーションを磨く」と講座タイトルにあるように、

磨いていくための幅広い内容が詰まっていました。

 

自身で動画学習したときにはあまり深く理解していなかったことが、

改めて参加型講座で触れられることで、知識と実践の関わりに気づいたり、

一歩深く感じ取れたりといった感覚があり、繰り返しの学習の効果を感じました。

 

また、参加型講座では、

他の受講生と知識や経験、学びをシェアするという楽しみもあると感じました。

本日もお読みいただき、ありがとうございますsmiley