1/6(火)性教育先進国オランダに学ぶ「0歳からはじまるいのちと生き方の教育」

講師は、リヒテルズ直子さんをお招きして、大人の参加者54名+ティーン11名のお申込みをいただいた、全8回の講座がいよいよスタートしました。

講座の事務局である阿部博子さんの開催レポートをご紹介します。

第1回目は〈性教育とは何のため〉

講座への参加動機や、性教育が必要と思う理由などのリヒテルズ直子さんからの問いに始まり、オランダの性教育で扱われている内容、国連の国際セクシュアリティガイダンスでのキーコンセプト、日本の性教育をめぐる動きやセクシュアリティの実態など、対話を交えながら性教育についての概要を学びました。

講座タイトルにある「性教育・いのちと生き方の教育」というフレーズ。

ここから浮かんできたのは、私の10歳の娘への思い。自分自身を大切に感じられるようになってほしいし、他者も大切にできるようになってほしいという思いでした。

でも学校での教育に頼っては、その思いは伝えられない。私自身が娘にちゃんと伝えたい。とはいえ、自分自身もしっかりした知識はなく、何から伝えたらいいのか…だからこそ学んで娘に伝えたい。

こんな動機で受講を決めました。

今日の講座、私にとって一番のキーワードは、
自分に気づくことから教育は変革していく

NZ在住の受講生の方が、自分のお子さんは国際セクシュアリティガイダンスのキーコンセプトを網羅された教育を受けて、セクシャリティやジェンダー理解、性の多様性などを当たり前のこととして受け入れられているけど、親の自分がついていけてないことを痛感している。この学びを子供に伝えようと考えていたけど、自分の頭を柔らかくして吸収したいとおっしゃっていました。

リヒテルズ直子さんからも、大人の方が古い常識や価値観を引きずっているので受け入れられないことが多い。大人が変わり、自分に気づくことから教育は変革していく、と。

リヒテルズ直子さんが冒頭におっしゃっていた「性教育は、教える側の態度が問われる」という言葉にもつながると感じたキーワードでした。

初回から、講師のリヒテルズ直子さんのものすごい熱量を感じましたが、受講者の皆さんの熱量もかなり高く。
次回の講義もとても熱いものになりそうで、今から既に楽しみです。