「数字」は、わたし達の「身体感覚の延長」!?

「お金を稼ぐ」ための情報は溢れているけれど
本当に大切なことはまず、「お金と仲良くなる」こと。


先月お届けしたコラムでは
「“推し” で経済がわかる!?」と題して、

心動くことや、身近なところから
お金の流れを学んでみることを提案しました。


が…

「EPRって何? EBRと何が違うの?」
「株価チャートの見方がわからない…」
「やっぱり、わたしは数字が苦手!」

こんなふうに数字を見ただけで拒否反応が出てしまう人、
実は多いのではないでしょうか?


※ちなみにEPR(earing per share一株あたりの純利益)/EBR(Price Book-value ratioー株価純資産倍率)


だけど、よくよくみてみると、
「数字嫌い」の正体は、意外なところにあったのです。



「数字嫌い」の本当の理由


「私、数字に弱くて…」

よく聞く言葉ですが、
実は算数・数学が苦手なことと、数字が苦手なことは別物なんです。

考えてみてください。
毎日の生活で、私たちはたくさんの数字と付き合っていますよね?

気温、歩数、カロリー、モノの値段…。

実は、わたし達は、気づかないうちに
数字で把握した情報を元に、
認識、判断、決断しているんです。

それも、瞬間的に、無意識に。

「身体」で感じる数字の力


例えば、100度のお湯が沸いていたとします。

100度と聞けば、わたし達は
お湯の温度を見るまでもなく、

「熱い!危険!触るな!」と
すぐに分かりますよね。

でも、赤ちゃんは「100度」という数字の意味が分かりません。

温度という「尺度」を持っていないから。
また、その尺度の中で「100度」がどれだけの数値なのか、
わたし達にどんな影響を及ぼすのか、
体験したことがないからです。

「体験」したことがなければ、
それを「活用」することも、
それが孕む「危険」を察知することも、できないのです。


そう、わたし達は経験を通じて、
数字と身体感覚を結びつけているんです。

お金と「身体感覚」の不思議な関係


面白い例があります。


「宝くじで大金を当てた人は、不幸になる」


よく言われていることですが。
一体、なぜだと思いますか?



答えは、その金額に対する「身体感覚」がないから。


仕事で苦労して稼いだお金には、
実際に心身を使って労働する時間以外にも
努力やエネルギーを使った、という
「重み」があります。


だけど、宝くじや思いがけず入ってきた巨額のお金は
その「重み」=「身体感覚」が伴っていないのです。

だから…
使い方がわからず、軽く扱ってしまう。

トラブルや不幸を呼ぶケースが多いのは、このためです。



お金という数字の重みを「身体感覚で」理解しているか否か。
その違いが、お金との付き合い方を大きく変えるんです。


数字は、「感覚器官」の延長!?


実は、数字の最大の役割は、わたし達の「五感の延長」。


卵の値段が高いか安いか、という日常的な判断から
自分の会社経営がうまくいってるかどうか、という経営的な指標まで

「経験を元にした身体感覚」

「事実を元にした数字」

どちらをも、自分の物差しとして持つことで

わたし達は、より良い判断をし、
望む未来へと行動していける。


数字は、私たちの「直感」の範囲を広げてくれる、新しい感覚器官なんです。



もっと、数字と仲良くなろう。


子どもの頃に追われたテストの点数や偏差値から
会社員時代に叩き込まれた売り上げ目標まで

「数字が苦手」という気持ちの裏側には、
そういった過去の体験や

見たくない現実
認めたくない事実
変化を恐れる気持ち

が隠れているのかもしれません。


でも、大丈夫。

今、どれだけ「数字」というものが
毎日の生活を助けてくれているか。

自分がどれだけ「数字」と上手に付き合っているか

そのことを自覚しながら、少しずつ、
自分の感覚と結びつく数字を増やしていけばいいんです。

だから、毎日の小さな気づきから始めませんか?
数字を味方につければ、きっと新しい世界が見えてくるはず。

​​
あなたと数字の、新しい関係づくり。
それは、きっと楽しい冒険になるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

今回のようなテーマを扱う「マネーリテラシークラス」を含め
ひふみ塾では月8000円の「住民税」で受け放題クラスが50以上!

他にも、学び場、遊び場、お祭り、フェスなど
オンライン×リアルで世界と繋がれます。

ぜひ、遊びにきてくださいね。

詳細&無料相談会はこちらのHPから


 

ひふみ村広報愛より愛を込めてお届けしました。

関連記事

PAGE TOP