ひふみVillageとは

ひふみVillageは、ひと言で言うと、安心安全な街(コミュニティ)です。実際に住んでいるところは世界各国、日本各地だとしても、オンラインでつながることができれば、まるで同じ街に住んでいるように暮らせるということです。

バーチャルリアリティ(VR)

コンピューターによって生成された仮想空間を現実であるかのように疑似体験できる技術は日進月歩です。

VRひふみVillage

実際に存在するVillageのように、ひふみVillageはバーチャルリアリティ(VR)の中に存在します。

ひふみVillageが
目指す姿

バーチャルリアリティ上に存在するひふみVillage(ひふみ村)。ひふみVillageが目指しているのはオンライン上での街(=経済圏)で、昔ながらの長屋に暮らし、一つの商店街を構成しているイメージです。

『ALWAYS 三丁目の夕日』という映画がありました。昭和33年(1958年)の東京の下町を舞台とし、夕日町三丁目に暮らす人々の温かな交流を描く設定でした。このような下町は日本各地にあったと思います。私(ひふみコーチ株式会社代表/秋田稲美)の祖父はそのころ、名古屋駅近くで自転車店を営んでいました。

私の記憶では、一日の売上が2400円になると祖父はお昼であっても店を閉めて立ち飲み屋に向かったものです。パンクを修理してもらいたくて来店したお客様は、店が閉まっていると知ると、黙って自転車を店先に置いて帰っていきました。

立ち飲み屋から帰宅した祖父が翌日、その自転車を修理しておくと、お客様が引き取りにいらっしゃいます。

のんびりした暮らしでしたが、一家はお金の心配をすることなく暮らし、新築の家も建ち、春になって新車が売れると、孫の私たちにお小遣いをはずむこともできました。

この私の幼少の頃の名古屋駅近くの商店街が、ひふみVillage構想の原風景です。どのお家も、それぞれの商売をされていました。日常的にお世話になった市場は、個人事業主が集まったマルシェのようなところだったので、店舗ごとに代金を精算する必要がありました。

ひふみVillageの価値

バーチャルリアリティ上に存在するひふみVillage(=ひふみ村)。ひふみVillageが目指しているのはオンライン上での街(=経済圏)です。塾生は昔ながらの長屋に暮らし、軒を連ねた一つの商店街でそれぞれのお店を営んでいるイメージです。

良いものを適正価格で。というのは商売の基本だと思いますが、現代は、良いものをつくるより、購買意欲を掻き立てるような広告に、時間もお金も費やす商売が跋扈しています。

また、消費者の不安を煽ったり、実態を伴わない期待をもたせたりして「買わせる」ためのノウハウ(今なら!とか、3日以内に!など決断を迫る)が上手な商売とされていますが、私たちはそれらの手法を使いません。

安心安全なコミュニティであれば、売り手も買い手もHappyなビジネスが自然発生的に起こります。

実際にある事例として、カナダとオーストラリアと日本、リアルに対面したことのない3名がオンライン保育園を開校し、未就学児の保育を実現したり、ドイツ在住の2名が絵本をつくるプロジェクトを立ち上げ、見事に絵本の出版を成功させました。

コミュニティの強みがもっとも発揮されるのはオンラインフェスなどのお祭り、そしてクラウドファンディングです。特にクラウドファンディングについてはコミュニティの存在がなくては実現不可能と言っても過言ではありません。ひふみVillageでは2024年春に同時に3つのクラウドファンディングが実施され、いずれも成功しています。

ビジネスやクラウドファンディングだけではなく、「子どもが不登校気味で・・・。」「親の介護が始まりそう。」「トラブルに巻き込まれた。」など、生活していると起こりがちなアクシデントは、ひふみVillage内の専門家に相談ができます。

また、塾生たちは世界各国、日本各地に住んでいる仲間を訪ねて旅行をしたり、出張先で懇親を深めたりすることも頻繁に行われています。

@カナダ
@イギリス

コミュニティの可能性

現代社会では、個人主義が強調される一方で、孤立感を抱える人が増えています。人々をつなぎ、互いに支え合うコミュニティは、人が孤独や不安から解放され、成長し、共に未来を築くための大きな可能性を秘めています。

コミュニティの力は、まず心理的な安心感を提供することにあります。同じ価値観や夢を共有する人々と集まることで、「自分は一人ではない」という安心感を得られます。これにより自己肯定感が高まり、新しい挑戦への意欲が湧きやすくなります。また、他者と関わる中で多様な視点に触れ、自分一人では思いつかない解決策やアイデアを得ることができる点も魅力です。

さらに、コミュニティは個人の成長と社会的なインパクトを生む場でもあります。例えば、スキルや知識を共有することでメンバー全体が成長し、その影響がさらに外部に広がる「波及効果」が生まれます。一人では実現困難なプロジェクトも、コミュニティという力の結集により可能となります。

また、コミュニティは未来を共に創る場でもあります。多様な背景や経験を持つ人々が集まることで、新しい価値観やアイデアが生まれ、それが社会の進化を後押しします。

そして、ライフイベントや災害のときに頼りになるのもコミュニティです。コミュニティは単なる集まりではなく、人と人がつながり、互いに高め合い、社会をより良くする力の源泉です。その可能性を活かし、より豊かで充実した人生を共に創り出していきましょう。