「起業」と「IKIGAI(生きがい)」というと、
一見、遠く離れた概念のように思えるかもしれません。
一方で
わたし達が今生きている現代は
VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)や
BANI(Brittle, Anxious, Nonlinear, Incomprehensible)といった
言葉が表れてきているように
ますます不確実で、変動が激しい時代になると言われています。
気候変動、戦争、核問題、AIの台頭…
「何が起きるかわからない」時代だからこそ、
不安に苛まれたり、未来を諦めたりするのではなく、
自分の「IKIGAI」を
しっかりと命の真ん中に据えることで
「何が起きても、大丈夫」な自分をつくっていく。
そうやって、「IKIGAI」を深めていくと、
自然に「起業」というカタチに行き着くのです。
今回は、
「起業」と「IKIGAI」の関係性について、お話ししますね。
「IKIGAI」の延長に、「起業」がある
IKIGAIとは、
日々の小さな喜びから、人生を支える大きな使命まで
さまざまなレイヤーがありますが
いずれにしても
自分が心から大切に思うもの、情熱を感じるものを指します。
それは、単なる「趣味や楽しみ」に留まらず、
「これが、わたし!」としみじみ感じるような喜びと、
「これがあるから、生きてる」という人生の深い意義、
両方を与えてくれます。
「起業」とは、
こういったIKIGAIを誰かと共有し、
「その人の役に立つこと」に変換しながら
「価値」を生み出す手段とも言えますね。
例えば、あなたが子育てをしながら、
手作りのアートを楽しんでいるとしましょう。
アートを創ること、
それ自体がすでにIKIGAIではありますが、
そのアートを通じて、
「他の人たちに喜びや感動を届けたい」という想いが生まれれば、
SNSで発信したり、オンラインショップをOPENすることで
起業に繋げることができます。
IKIGAIを起点にした起業は、
単なる「ビジネス」以上の意味を持ちます。
「わたし」という存在の価値を確かなものにしながら
「あなた」という存在との繋がりを深めていく。
そして、そのプロセスで得られる喜び、成長、達成感は、
何にも代えがたいものになるのではないでしょうか。
「IKIGAI」を見つけることで、今の仕事が輝き始める。
IKIGAIを見つけた瞬間、
その人の世界の見方は変わります。
例えば、長く会社勤めをしていて
「やり甲斐が感じられない…」といった場合でも、
「わたしのIKIGAIは何か」を発見した後、
その職場での自分の役割・
その役割を通して得られる喜びが
改めて浮かび上がり、
「もう少し、頑張ってやってみよう」と
やる気を取り戻すこともあります。
これは、どんな仕事にも当てはまります。
ウェブデザインをしている方が、自分のIKIGAIが
「人々の生活を豊かにすること」であると気づけば、
デザイン一つ一つに、魂を込めるようになるでしょう。
その結果、仕事の質が向上し、周囲からの評価も自然と高まり…
いずれ、心と経済、両方の豊かさに繋がっていくはずです。
仕事だけではありません。
家族の介護をしている方が、
自分のIKIGAIが「人を支えること」であると気づいたとします。
すると、
日々の辛い介護の中に
新たな意義を見出すことができ、
その瞬間、介護は単なる「責務」ではなく
「喜び」に変わることもあるのです。
あなたが今、どこで、何をしていても。
今、この時代を、しなやかに、幸せに生きるために。
「わたしのIKIGAI」を見つけることは、
どんな業種で働いていても、
人生のどんなステージにいても、
とても大切なこと。
起業してみたい、
仕事で大事なフェーズにいる、
子育てで奔走している、
介護で大変な想いをしている、
海外で生き抜くのが大変…
わたし達の誰もが、
大なり小なり、それぞれに異なる挑戦に向き合っている。
IKIGAIを持つことで、その挑戦が
単なる「苦難」ではなく
味わい深い「喜び」に変わるのです。
IKIGAIは、わたし達の道を照らしてくれる
最も強力な「光」。
どんな状況にあっても、心の中に灯る「IKIGAI」を大切に。
「稼ぐ」こと「有名になること」を目的にするのではなく、
「IKIGAI」の延長線上に起業やキャリアを築いていくことが、
「あなたの一番のしあわせ」を叶えるための鍵となります。
あなたのIKIGAIは、何ですか?
それを起点に、どんな未来を描きたいですか?
IKIGAIを見つけ、育むことで、
あなたの人生はどこまでも豊かで、充実したものになるはずです。
【IKIGAI MEDIA LAB】は、
IKIGAIを研究する世界中の仲間が集うプラットフォーム。
コラムや動画、毎月一度のOPEN LABなど
無料で「IKIGAI」の情報を公開しています。
あなたもぜひ、一緒に。
世界で一つのIKIGAI、探求しませんか?
ひふみ塾広報愛より、愛を込めて。